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【ADHD】発達の遅れは発達の停止ではない

長男は発達障害ADHD自閉スペクトラム症)と診断されている。

 

小学校の入学前後は、ADHDの症状が強く、手を強く握っていてもすぐに振りほどいて走っていってしまっていた。

抱っこも嫌いで、自分から「抱っこ」と言っておきながら、ものの数秒で逃げ出そうとする。

道路への飛び出しも何回もあったし、スーパーでは、一瞬で手を振りほどき迷子に。

迷子になると、母である私が近くにいない事でパニックになり、さらに走り回ってとんでもなく遠くにいたりした。

プールでいなくなった時は、最悪の事態も考えて体が震えた。

家では、大人しく過ごしていたが、外出する時は神経を尖らせて全集中しないとダメだった。おかげで、肉体的よりも精神的に疲れ果てていた。

小さな傷はたくさんあったけど、大きな事故にならなかったのは奇跡だったかもしれない。

そんなじっと出来ない長男を連れて水族館に行った事が今までに3回ある。

1回目は福岡にある「マリンワールド海の中道

2回目は神戸にある「須磨水族館」

2回とも、本人が行きたいと言ったにも関わらず、魚には目もくれず走り回ったかと思えば、急に立ち止まり気になる物をただひたすらじっと見ている。そうかと思えば、また急に走り出す・・・。ショーも、ゆっくり見る事が出来ずに途中で出てしまう。

でも、水族館自体が嫌ではないようで、帰ろうとすると嫌がって大泣き。

そして2週目3週目と同じ感じで繰り返す。

大変だったけど、本人も「また行きたい!!」と言っていたので今となっては楽しい思い出だ。

 

でも、先日行った宮島の水族館で驚いた事がある。

それは、ひとつひとつ水槽を見ながら弟に説明したりしながら、ゆっくり進んで行くようになっていた事。気になる事があると、走り出していた子が「あれ、見たい!」「これ、やりたい!」と言い、無理でも癇癪を起す事なく、「残念~」と納得する。

 

成長とともに、衝動的に走り回る事がなくなってきているのは知っていた。

手を振りほどいて走り回る事はもうしないし、道路に飛び出す事もない。なんなら、体調の優れない私の手を引っ張って一緒に歩いてくれる。

診断を受けた時に、医師から

「だいたい、定型発達の子より2~3年の発達の遅れがみられる。あくまで、発達の遅れであって、発達の停止ではないので、年齢が上がるにつれて、発達が追い付いてきたらADHDの症状は緩和されていく場合がある。こどもが生き辛さを感じる事を減らせるように療育や支援を行っていきましょう。」

と、言われていた。

 

こういう事か!!

なんとなく、落ち着いてきたな~。とは思っていた。色んな問題を少しずつ克服していっているのも知っている。

でも、同じ「水族館」という場所での過ごし方を見て、はっきりと成長がわかった。

色んな人や物に助けられて、少しずつだけど確実に成長していっている事を旦那と一緒に再確認した。

 

まだまだ、問題はたくさんある。

それでも、確実に成長していっている。歩みは遅いけど、きっと大丈夫!!

 

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