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支援学級への偏見②

Aに階段から落とされた日の夕方、一人の男の子が自分から謝りに来てくれました。

でも、それは階段から落とされた事に関してではなく、うちの子から逃げろーーなんて遊びをしてごめん。という事でした。

階段での事は本当に知らないようだったので私も深く聞くことはせずに、わざわざ来てくれてありがとう。と伝えました。

 

もしかすると、皆から虐められてたんじゃないか。と疑心暗鬼になっていた私は、正直ほっとしました。

 

翌日、支援学級の先生に電話で相談しました。

腸が煮えくり返るのを抑え、感情的にならないよう

 

昨日、遊んでいる時に階段から落とされたと言って、アザも出来ている。階段が怖いというので、階段をなかなか上がれないかもしれない。

 

と、伝えました。

声が震えているのが自分でもわかりました。

支援の先生達は、その日のうちに動いてくださり、口裏を合わせられないようにと個別で聞き取りをしてくれました。

 

そして、きちんと報告したいと言われたので、学校へ行きました。

ぜひ、お父さんも一緒にと言われたのですが、仕事で行けず・・・。

でも、結果的には来ないほうが良かったです。おそらく、担任を殴っていたでしょうから。

 

 

学校につくと、応接室で支援学級の担任2人と、普通学級の担任が待っていました。

 

報告の内容としては、

 

Aは階段から落とした事を認めなかった。

その他の友達も、本当に見ていないし知らない様子だった。

 

と言われました。

先生に聞かれて素直にAが答えるとも思ってなかったので、とりあえず、先生に認識してもらって、様子を見ていてもらう事をお願いしようと旦那と話していました。

 

支援の先生方は、Aが認めてない上に誰も見ていないので、現段階ではこれが精一杯です。ただ、様子はしっかり見ておきます。と頭まで下げてくれました。

 

が、

それを見ていた普通級の担任は、

 

「まあ、長男君が言っている事が正しいならね。」

 

と。

 

「え。うちの子が嘘を言っているって事ですか?」

と返すと、

 

「Aちゃんは、乱暴な自分を直したいって言うほど優しい子なんですよ。それに、長男君は、そういう事を言うから支援学級にいるんでしょ?」

 

と、さも当然のような顔をして言いました。

本当に忘れられないです。

支援学級の先生方は、その先生に怒り出して、Aが嘘をついていると思っている。とまで言ってくれました。それでも、他人事のように妙にニコニコしていたのが気持ち悪かったです。

情けない私は、衝撃で言葉が出ずに、私の代わりに怒ってくださる支援学級の先生方を見ている事しか出来ませんでした。

 

こんな先生もいるんだ。

そりゃ、虐めもなくならないわ。

 

 

と、ぼーっと思っていました。

この先生には、何を言っても無駄だと思ったので、支援学級の先生にお礼を言い、様子を見てもらえるように頼んで、終わりました。

 

旦那に報告すると、

Aと、その先生の家に乗り込んでやる!!! 

なんで言い返さなかったんだ!!! 

と怒られました。

 

 

本当に情けない。

何で、何も言葉が出て来なかったんだろうか。と、今でもふと思い出して後悔しています。

 

この後、なぜかこのアホ(先生と呼びたくないので、アホと書きます)は、当日一緒に遊んでいた子達の家に電話をして、

 

「長男君から逃げるような遊びをして、長男君が傷ついていると母である私が怒って学校まで来た」

 

と伝えたようで、

関係のない子達のお母さんから謝罪されました。

 

私への仕返し?なんでしょうか?

 

当のAの母親にもそう伝えたようで、謝罪はしてもらったものの、階段から突き落とされた事は有耶無耶になってしまいました。

 

息子とAは、仲直りして(友達が間に入ってくれた)また一緒に遊び始めたので、もうこの話をするのはやめよう。と思う事にしました。

 

あそこで私が大騒ぎしていたら、または親に直接話していたら、何かが変わっていたでしょうか?

このアホに振り回されて、もしかすると息子とAは仲直り出来なかったかもしれません。

 

 

ちなみに、そのアホは翌年、退職しました。

驚く事に、良い先生だったのにーという人が少なからず居た事が衝撃でした。

本性を知っている人も居て、辞めてくれて良かったと言う人もいましたが・・・。

 

きっと、表面に出てきていないだけで、こんな事はたくさんあるんだろうし、これからもこういった考えの人にさらされて生きていかなければいけない息子に、どう立ち向かう力をつけさせるか。

 

親として、考える機会を与えたくれたアホには感謝しなければいけないのかもしれません。

 

 

 

読んでくださり、ありがとうございましたm(_ _)m